ヒートショックを起こしやすい人がいます。
リスクがある人は小さなリスクのときに ヒートショックの対策をしておくことが大切です。
- 65歳以上である
- 高血圧や糖尿病の人・動脈硬化のある人
- 肥満気味の人
- 睡眠時無呼吸症候群のような呼吸に問題のある人
- 不整脈の人
- 自宅の浴室には暖房設備がない
- 一番風呂に入ることが多い
- 熱い風呂が好き
- お酒を飲んでからお風呂に入ることがある
ヒートショックに気をつけたい高齢者
この中でもヒートショックの影響を大きく受けやすいのは、65歳以上の高齢者と高血圧や糖尿病の人・動脈硬化のある人です。
その他にも肥満気味の人や睡眠時無呼吸症候群のような呼吸に問題がある人、不整脈がある人なども注意が必要です。
とくに高齢者は血管がもろくなっているうえ、血圧の上昇幅が大きく、脳出血などを起こしやすくなります。
ヒートショックは、高齢者の人が家庭内で死亡する原因の4分の1を占めているのです。
高齢者に加えて高血圧や糖尿病、動脈硬化の人はヒートショックのリスクがもっと高まるので十分な注意が必要です。
性別でみた場合は、入浴中に起こる事故の件数は男性の方が多いのですが、死亡に至ってしまうのは女性の方が多くなっています。
高齢者になるほどその割合も高くなっています。これは、皮下脂肪な どの脂肪量が多い女性の方が、体温調節がうまくいかなくなってしまってるのが原因ではないかと言われています。
いずれにしても、高齢になるとヒートショックの影響も大きくなります。
高齢者だけでないヒートショックのリスク
ヒートショックになるリスクは高齢者だけではありません。
特に若い人でもお風呂に入るときには十分な注意が必要です。
熱いお風呂を好む人やお酒を飲んでから入浴する人も危ないですね。
お酒を飲んでから熱いお風呂に入るのは自殺行為に等しいのかもしれません。
暖房設備がない脱衣所や浴室で一番風呂に入るのも、ヒートショックのリスクを高めてしまいます。
小さなヒートショックのリスクが重なって、命を危険にさらしてしまうような大きなリスクになることもあります。
ヒートショックを起こしやすい人は、そのリスクを少しでも減らしていくような対策をとっていくことが必要になります。